2010年3月。初めてアフリカ大陸ナイジェリアの地に立ちました。
赤い大地、土埃の舞う道、交通渋滞、黒人、笑顔、人人人、携帯電話、満室のホテル、活気ある商店。
 現地に進出する際に当社が特に気を付けていることは、現地の文化・伝統を知り、大切にしたうえで日本の文化や伝統を入れていこうということです。そうすることで、両国を理解する集団や輪、つまりファン層ができ、ファン層は『連鎖的に広がっていく』ものと思っております。
「日本からのこんな提案やシステムだったら我々にもできる。生活が良くなる。豊かになろう。」という発展への意欲のお手伝いや環境づくりが大切だと思っているからです(現地のオーナシップを大切にする)。

「アフリカの子供たちのために、未来のために」   

 アフリカでの事業のひとつは、ナイジェリアにて日本のアニメーションを放送することです。日本専用チャンネル「Taiyoチャンネル」の開局に向けて、現地の民間テレビ局『ChannelsTV』と協働しております。更に、ナイジェリアは世界一の映画大国であり年間2,000本もの映画を作っていることから、アニメが新しい産業になりうる可能性を秘めています。そこで、オリジナルアニメ制作とアニメ学校の建設も視野に入れております。

 「アニメと農業」。そしてそれらを支えるために、各分野で活躍されている企業との協働は他社と異なる戦術です。

 食糧難民者を救うのは農業です。当社が輸出準備を進めている土壌改良材と植物活性材は、作物の収穫増に大きく寄与するため農家の収入が上がります(食糧品のコスト上昇抑制にもなるでしょう)。収入が上がれば子供たちは学校に行くことができ、識字率の向上と共に夢と希望があふれてきます。そこで日本のアニメ。そしてアフリカ文化のアニメ、オリジナルアニメが必要なのです。

 アフリカ人の多くは24歳以下の若年層(ナイジェリアでは65%)です。5年後10年後に「日本のアニメを見て育った」という人が出てくるでしょう。国を動かしているかもしれません。

アフリカは魅力ある大陸であり、可能性を秘めています。アフリカは日本の技術や心を求めています。
皆様と共に発展の環境づくりをさせていただけましたら幸いです。

代表取締役社長 伊 藤 政 則